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Vol.3 – 笑える失敗談
プライベート編
にゃも
台湾に移住されてハプニングがあったとお聞きしました。
齋藤さん
前職のオリオンビールの仕事を続ける途中、ハプニングが勃発。
にゃも
どんなハプニングでしょうか。
齋藤さん
就労ビザの期間が切れてて延長するのに気付かないまま、沖縄旅行に出発しようとすると、出国イミグレーションで止められたことです。
ビザの可能滞在期間が切れてるので出国できません、所定の機関に出頭してください。
にゃも
それは、海外に居たら一番やってはいけないやつじゃないですか。
齋藤さん
結局、2週間以内の台湾出国命令とともに、以後一年の台湾入国禁止となりました。その時の社長に「1年後戻って来ても席を用意しておくから」と言ってもらい、泣く泣く涙ながらに日本帰国。
にゃも
そのまま日本に1年滞在されてから台湾に戻ってきたのですね。
齋藤さん
そうですね。ただ、日本での一年間で貯めたお金が神楽の開業資金になってたり、家族と過ごす時間が取れたり、疾患の手術治療ができたりと、有意義な期間となりました。こうしてネタとしても使えますしね（笑）
神楽での失敗編
にゃも
人口数の把握違いをして経営設計を誤って失敗したとお聞きしました。人口数の把握違いとは…？
齋藤さん
人口統計の計算が日本と台湾は違くて、日本は住民票で数えるのに対して、台湾は戸籍で台中で生まれた人を台中人として数えます。
私は台中に住んで台中で働き消費してますが、人口統計上は南投県人です。なぜ南投県かというと、南投県人の台湾人嫁と結婚した際に南投県人として登録されたからです。ちなみに結婚する前は台中の住所で居留証を申請取得していたので、当時は台中人としてカウントされて、バスやMRTなどの公共交通機関に台中人として台中市内の一部無料で乗れるなどの特典を受けてましたが、結婚して南投人になってからは、それらの特典はなくなりました（笑）
にゃも
そうすると、台中に住んでいても違う県に住んでいたり、逆のこともあるということでしょうか。
齋藤さん
そうです。しかし、この制度により、台中で生まれたけど、仕事で台北に住んでる、みたいな人も人口統計上は台中人口になります。
日本でも多くの人が他県に生まれても東京を目指すように、台湾でも多くの人が台北を目指してます。その結果、台中市に実際に住んでる実在消費人口は人口統計の半分以下です。
にゃも
そうなのですね。それは台中の実際の人口統計と大きな差が出ますね。
齋藤さん
台中に限らず台北以外の全ての地方都市の実在人口は統計人口の半分いるかいないか程度です。
この事を知らずに政府発表の人口統計の台北市249万人、台中市282万人を、実数人口だと思って、店の経営設計をして進めたもんだから、そりゃあ、もう色々と大変な目に遭いました（笑）
その後、実在人口に合わせて経営設計の変更を進めて、今はいい感じです。
