✔こんなお悩みにベストな本を紹介します。
結論から言うと、この本にはアジア就職に必要なエッセンスが全て詰まっています。このブログでもポイントをまとめましたが、真剣に海外就職を検討しているのであればマストで読むべき本です。
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著者の紹介:岡本琢磨さん
岡本琢磨さん(おかもと・たくま)
海外キャリアコンサルタント・公認会計士
Beyond the Border (ビヨウンドザボーダー株式会社)代表取締役
フィリピン・セブ英語学校CROSS×ROAD(クロスロード)代表
1979年5月8日生まれ。慶應義塾大学経済学部卒。公認会計士2次試験合格後、コンサルティング会社に入社し、主に株式上場支援、内部統制構築支援、事業再生支援を担当。
その後、夫婦でフィリピン留学をし、世界一周の旅を経て、フィリピン・セブにて英語学校「CROSS×ROAD(クロスロード)」を開校。これまでに600名を超える日本の若者と関わり、彼らのキャリア相談を行う。アジアを中心として30社を超える現地の人材紹介会社を訪問し、アジア就職のリアルを取材。アジア就職についての情報発信及び、その啓蒙活動を行っている。
アジア就職の待遇は良い
アジア就職の日本人の待遇は良く、日本で住んでいるよりも以下の様なメリットがあります。
- 物価が安いので日本に住んでいるよりも貯金ができるケースが多い
- 日本のような過労文化がない
- 若くてもチャレンジングな仕事を任せてもらえるチャンスがある
東南アジアでは経済成長が著しいため、雇用が生まれています。しかし、それに対する人材が不足しています。日本から海外に出て働く事に抵抗がある人が多いので、ある程度いい待遇にしないと来てくれません。
東南アジアと言うと環境が悪いんじゃないの?と、思うかもしれませんが、外国人が住んでいるエリアは先進国と同等のインフラが設備されています。
以下のように快適なコアワーキングスペースもあります。
セブのコアワーキングスペースでビットコイントレーディングのサイトを作っているデジタルノマドを発見。
現在も1000人くらい利用して結構稼いでいるんだそう。。。
賢いなぁ….。 pic.twitter.com/jNTQQei8M3
— にゃも@台湾台中🇹🇼海外移住・留学 (@Shohei192) 2019年4月21日
アジア就職で必要とされる英語力はそこまで高くない
海外就職と聞くとハードルが高いと思ってしまう人も多いのではなないでしょうか。しかし心配する必要はありません。アジアの就職ではTOEIC500~600程度で採用している会社があります。
なぜなら、日系企業や外資系企業が多く進出してきていて、日本語を話せる人材を欲しがっているからです。
今回ぼくはセブ島に来て以下のイベントに参加しました。
今日は縁があってこのイベントに参加する事にしました。
夢スピーチコンテストとか参加するの初めて。
若い人達の夢聞くの楽しみ。 pic.twitter.com/3G8NGUOags
— にゃも@台湾台中🇹🇼海外移住・留学 (@Shohei192) 2019年4月20日
このイベントにはセブ島で留学・就職している日本人200名以上の人が会場に来ていました。彼らから話を聞いて思ったのが就職する場所は間違いなくあり、高い英語能力は必ずしも必要ないという事でした。
#夢セブ を終えての感想。
何かに夢中になれるっていい。それだけで生きてるって思える。それが他の人にも届いたら更にハッピーになれる。総勢223名の方が来てくれたイベントを企画、運営できて本当に良かったです!皆さんありがとうございました!!!特に運営メンバーとの思い出がエモい、好きだ。 pic.twitter.com/PPxZymzhEX
— そーまっく🇵🇭4/20夢セブ開催! (@Soh0806) 2019年4月21日
将来のキャリアを考えた時にアジア就職は優れた選択である理由10個
アジアの就職が優れた理由である点を以下に10個列挙します。
- 今までの人生をリセットして、新しい人生をスタートできる
- 仕事でも通用する本物の語学力を身に付けることができる
- 経験に裏打ちされた本物のコミュニケーション能力が身に付く
- 異なった文化や宗教、言語を持つ国の人と友達になれる
- さまざまな考え方を持つ外国人との仕事で、人として成長できる
- ワンランク上のやりがいのある仕事を任せてもらえる
- グローバル人材として評価され、国内外での雇用機会が増える
- 伸びゆく市場で起業するチャンスを見つけることができる
- 世界中どこでも生きていけるという自信を持つことができる
- 自分らしいオリジナリティ豊かな人生を歩むことができる
このブログでは細かく説明しませんが、上記の10個のメリットがあると岡本さんは提唱しています。
ぼく自身、東南アジアで働いている友人は居ますし、どのようにキャリアアップするかを見ていますが、間違いなく上記のメリットを享受しています。
東南アジアでは成長が著しく、日本のバブルの時のような勢いを感じます。(バブル時代は子供でしたが活気があったことを覚えています)
成長する場所や産業で働くことは生涯のキャリアを描いていく上で大きなアドバンテージとなります。
アジア就職は人生のキャリアの可能性を広げる最良の選択
優れた戦略の3条件としてコンサルタントとして働いていた岡本さんは3つの条件を挙げています。
- 中長期的に有効である
- 費用対効果を最大化する
- 実行可能である
中長期的に有効である
中長期に有効であるのはアジアの成長を考えれば明らかです。現在も右肩上がりで経済が伸びており発展途上国から先進国の仲間入りをするには数年~数十年の年月が必要です。つまりその間雇用は拡大傾向にあります。
資本主義経済において経済成長は会社の存続においてとても重要です。今後、日本企業はさらにアジアの国々に進出してきます。
そこで、すでにアジアでキャリアを持っていた人に対していいポジションが用意される可能性が高いという事です。
費用対効果を最大化する
「将来のキャリアを考えた時にアジア就職は優れた選択である理由10個」に書いたように多くのメリットがアジアの海外就職にはあります。
いつでも戻って働ける日本よりは海外でキャリアを積んでどんな国でも働ける人材になれば、アジアからヨーロッパ、オセアニア、南北アメリカ、アフリカで活躍する未来も見えてきます。
実行可能である
そもそもどんなにメリットが大きくても実行可能でない戦略は意味がありません。「今のあなた」でも確実に就職の窓口は用意されています。
英語やその他のスキルを持っていれば更にキャリアアップを目指すことが可能です。
アジア就職のメリットと日本で働き続けるデメリット
日本で働くデメリットについて書いていきます。
日本では今後、以下のような状況が進行していきます。これは個人で解決できる問題ではありません。
- 人口減少
- 高齢化
- 産業空洞化
- 景気低迷
- 所得減少
- リストラ
- 財政悪化
- 年金不安
- 医療費の増加
- 増税
NECも富士通も、というよりSI各社、学生の頃の友人らがとても多く働いているのだが、中間層に入っていく年次だよなぁ。
早期退職しない限り面接が続き…「45歳以上クビ切り」横行中(SmartFLASH) – Yahoo!ニュース https://t.co/WuZo4E6Q51 @YahooNewsTopics— Satoshi Onodera / US🇺🇸Tech Marketer🥑🔥 (@satoshi_gfa18) 2019年4月22日
数字で見ると日本は以下のようになります。
これでは経済的が強くなるはずはなく、若者の負担は増えるばかりです。日本の過去30年の状況を見れば今後どうなるかは明らかです。
日本はもう上位数%の富裕層しかアメリカなどの先進国で教育を受けられません。
何故かって?
日本だけ給与が上がらず他は上がっているからですよ。物価も上がってます。
日本の新卒の給与は今も20年前もほぼ同じ。
あなたはどこの国でキャリアを積みますか?https://t.co/vAtZIK99Gi https://t.co/daFHgZQ37e
— にゃも@台湾台中🇹🇼海外移住・留学 (@Shohei192) 2019年4月21日
アジア就職のメリット
アジア就職のメリットについてはこちらの記事にまとめています。
アジアで働くための4つのハードル
アジアで働くためには以下の4つのハードルを乗り越えなくてはなりません。
- 能力
- 精神
- 経済
- ビザ
能力
海外就職と聞くと、みなさんとてもハードルが高いものに感じると思いますが必ずしもそうではないです。
日系企業がアジアにシフトしていき、必然的に日本語が喋れる人、日本のコミュニケーションスキルを発揮できる人を欲しています。
精神
英語能力や特別な能力がなくても就職することは可能です。しかし、働く中でスキルを磨いて転職をしてキャリアアップするという考えが必ず必要です。ですから、日本の終身雇用・年功序列の給与制度の考えは捨てなければなりません。
しかし、頑張れば頑張った分だけキャリアップできるので非常にやりがいのある環境です。
経済
50万円程度あれば単身で東南アジアへ就職することが可能です。
ビザ
英語圏より圧倒的にビザが取りやすいです。
アジア就職に失敗しないための5つの基準
海外就職を検討した時に考えなければならない5つの基準があります。
- アジア各国の位置関係および概要について理解する
- 各国の経済状況の観点から検討する
- 日本人の就職・転職状況の観点から検討する
- 生活環境の観点から検討する
- 自分のキャリアの方向性から検討する
アジア各国の位置関係および概要について理解する
アジアの国々と言っても環境は各国によって全く違います。そして実際に行ってみないと現地の状況はわかりません。日本からアジアの国々へは4~5時間程度あればどこへでも行けます。
是非、実際に赴いてどんな様子か見て欲しいです。
セブ島来て気付いたこと
✔︎働ける日系企業、外資企業かなりある
✔︎実際働いている日本人がいる
✔︎日本の若い人かなり住んでる
✔︎コスパ良し👌これ、明日から移住になっても全然オッケーですね….。 pic.twitter.com/NT4VpCBZc8
— にゃも@台湾台中🇹🇼海外移住・留学 (@Shohei192) 2019年4月21日
各国の経済状況の観点から検討する
経済の伸びもアジアの国々によって全く違います。
直近ではフィリピン、インドネシア、ベトナムあたりが急成長を遂げています。インドやカンボジア、ミャンマーなども今後必ず経済発展するのでどのタイミングで違う国に移ってキャリアを積むかはとても重要なポイントになると思います。
日本人の就職・転職状況の観点から検討する
これも非常に重要なポイントです。すでに日本人が活躍されているマーケットであればあなたが参入できる可能性は必ずあります。
なぜなら、既にそこに日本人が居るからです。逆に、日本人が誰もいない状況ですと日本人である強みが生かせないので、英語やその他の特別なスキルを求められるケースが高いです。
海外では就職したら終わりではありません。働いている会社をステップアップにして違う会社を虎視眈々と探す必要があります。転職によるキャリアップが収入や環境を変化させるベストな方法です。
生活環境の観点から検討する
生活環境は各国で全然違います。例えばフィリピンではITパークという近代的な都市が建設されています。きれいなコンドミニアムが立ち並び、ショッピングモールや多くの日系・外資系企業が来ています。
食事や住居も大事です。国や地域によって驚くほど環境が違うので現地に行くのは重要です。
ぼく自身、セブ島のイメージが実際に行くことで180度変わりました。
自分のキャリアの方向性から検討する
あなたがどんな人材になりたいかイメージすることが大事です。そんなすぐにはイメージできないしやってみたら違ったという事もあります。
ぼくも色んな国で就職してきて、やっと自分に合っていること、合っていないことが何となくわかってきました。笑
カスタマーサポートは正直大した経歴にはなりません。発展性のない仕事なので、カスタマーサポートを長くやり続けるのは時間の無駄です。早く見切りをつけないと悪循環に陥ります
— ユキア (@jp_potterrian) 2019年4月12日
自分で合っていないことがわかったら早めに見切りをつけて次の会社を探しましょう。
もちろん、中には不満を持ったり早く日本に帰りたいと言っている人もいるそうです。
そういえば、同じマレーシアの学校でも文句ばかりの人もいれば、満足な人もいて、人それぞれなのはどこでも同じだな〜と。環境や相手に対する期待値が高い人ほど、満足度も下がるのかな、と思います。— のもときょうこ@アジアで編集者やってます (@mahisan8181) 2019年4月5日
アジアで海外就職を考えた時に読むべき本。まとめ
今後、アジアの経済は間違いなく拡大していき雇用が生まれるでしょう。その波に乗っかり戦略的に動けば、ハイペースでキャリアップすることが可能です。早めにポジション取りをすれば必ず先行者利益を得ることができます。
しかし、注意すべきポイントがいくつもあるので是非この本を読んでアジアで海外就職するためのノウハウを手に入れて欲しいと思います。
以下の記事では実際にフィリピン、ベトナム、香港で働いた方のインタビュー記事になりますので、キャリアの参考として下さい。