今回は、ぼくがメンバーとして参加しているトークンハウスのメンバーであるえりさんのお話を聞きました。
今回、インタービューするえりさん(沖縄県出身)

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なぜ海外に出たいと思ったか
それと、「モンゴルのマンホールチルドレン」を支援している人に出会ったのも海外に興味を持った理由でした。

引用:アジアチャイルドサポート
小学生の頃から、将来は海外で国際協力をやりたいって….。意識が高い…!!!
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救急救命士になりたいと思った中学校

しかし、この頃、職場体験で大好きだった消防車がある「消防署」に行きました。ここで救急救命士という仕事がある事を知りましたね。
国境なき医師団にも興味があったので、医療に関われる×緊急車両で完璧にフィットした職業が救急救命士でした。
沖縄の高校を卒業し、神奈川の専門学校に入学

救急救命士とは・・・
救急車の中や救急現場で救急救命処置を行うスペシャリスト
心肺機能が停止状態になった重症患者に対する救急処置を、救急車の中などで、医師と連絡をとりながら行う仕事。従来は医師でなければ行えなかった処置が、平成3年の救急救命士法によって、救急隊員が行えるようになった。現在のところ、各地の消防本部に消防官に採用されることが条件。
引用:スタディサプリ進路
- 救急救命士の資格を取得した後、消防士になる
- 消防士になった後、救急救命士指定学校に行き、救急救命士の資格をとる

ちなみに、救急車には3人の救急隊が居て、その1人は救急救命士。搬送途中に生命維持のために医療行為をする事ができます。
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インターンでカンボジアからの就職活動

その時、カンボジアに対しては全く知識がなく、積極的に選んだ訳ではありません。
インターンの2週間はどうでしたか?充実した日々だったのでしょうか?
ギャップイヤーを利用して、1年間カンボジアに戻る

私は、特別でもなければ、誰にも持っていない強みもない・・・。
頑張っていく大人になれるのかな?って思った。
その時に、「自分の人生かけて大切にするものや信念を見つけたい、視野を広くしておきたい」と、思い、就職辞めて1年間何か違う事をやろうと決めました。「ギャップ・イヤー」ですね。
※ギャップ・イヤー(英: gap year)とは、高等学校卒業から大学への入学、あるいは大学卒業から大学院への進学までの期間のこと。英語圏の大学の中には入試から入学までの期間をあえて長く設定して(初夏卒業・秋入学)、その間に大学では得られない経験をすることが推奨されている。この時期にアルバイトなどをして今後の勉学のための資金を貯める人も多い一方で、外国に渡航してワーキング・ホリデーを過ごしたり、語学留学したり、あるいはボランティア活動に参加する人も多い。
- 世界一周
- 山小屋にこもる
- 日本の違う場所に住む
沖縄では、沖縄に住んで、沖縄で家族を作るのが親孝行。外に出ると帰って来なくなってるんじゃないかと心配だったんだと思います。
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ポルポト政権の爪痕。正しい医療知識の圧倒的不足
心肺蘇生法・・・心臓の動きが停止した時におこなう、一番初めの命を救うための行為です。これをいかに早く行えるか否かでその後の生存率や社会復帰率に大きく影響します。
以下は、TikTokの#BPM100 DANCE PROJECT という取り組みの中で日本赤十字監修で制作された心肺蘇生How to動画です。
しかし、カンボジアには大きな問題があって、ポルポト政権時の大虐殺によってカンボジアには正しい知識を持った医者が圧倒的に少ないんです。
ポル・ポトや強制収容所の所長だったカン・ケク・イウらオンカーの幹部の多くは高学歴でインテリ出身だったが、高度な知識や教養はポル・ポトの愚民政策の邪魔になることから眼鏡をかけている者、文字を読もうとした者、時計が読める者など、少しでも学識がありそうな者は片っ端から殺害しており、この政策は歴史的にも反知性主義の最も極端な例とされる。
ですから、心配蘇生法がカンボジアの現場で知られているはずがありません。
だから、誰も交通事故後の被害者を触ろうとしません。
日本で再び就職活動。やりたい事はカンボジアで命を救う活動

疑問を持つようになってしまいました。
「一般人が正しい知識を身につければもっとできる事がある」と、考えたら頭の中はカンボジア一択になっていました。
えりさんの今後の目標などはあるんですか?
今後は、「心肺蘇生法をカンボジアで普及」を目標に、心肺蘇生をしているアニメを見せたりFBを利用して、動画で簡単にできる救命処置を配信していこうと思っています。
<日本語版応急処置TikTok>
<現地語版応急処置TikTok>
カンボジア人に応急処置の勉強をするように促し、証明書や認定書を発行できるようになりたい!
こんな気持ちがあります。
市民に、医療を、身近に。
大城 えりな
SNSを通じて、カンボジアで医療知識の普及を目指していくえりさんからは、目が離せないですね。
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