今回の記事では、もし20代前半の月収20万円の社畜サラリーマンで、将来海外で生活したいなぁと思ったときの5つのパターンについて考えてみました。
シュミレーションした条件は以下の通りです。
- 20代前半
- 貯金なし
- サラリーマン(月収20万・残業多め)
- 英語能力無
- 都会で一人暮らし
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20代前半の人生設計の5パターンはこれ!
ぼくの中で考えた人生の5パターンは以下です。
- ワーホリで出稼ぎに行く
- 国内で転職し経験を積んでから海外に行く
- 世界一周する
- 東南アジアに就職活動
- 海外ノマドで東南アジアで5万円生活
一つずつ細かく見ていきましょう!
ワーホリで出稼ぎに行く
英語圏であれば、オーストラリア・カナダ・イギリス・ニュージーランド・アイルランドでワーキングホリデーすることが可能です。日本ワーキングホリデー協会のページを確認すると、2019年5月現在21ヶ国の国にワーキングホリデーに行くことが可能です。
ワーキングホリデーに行くメリット・デメリットは以下の通りです。
ワーキングホリデーでは80%くらいの人がジャパニーズレストランまたはファームにて仕事をしています。その他で言うと、ハウスキーパー、日本食の卸売業、コンビニ、ツアーガイド、留学エージェント、ローカルカフェなどで働いている人の割合が多いです。
美容師・大工・エンジニアのような専門スキルがあればローカルの仕事を手に入れることができ、給与も良くその後のビザサポートの可能性が出てきます。
ぼくの妻もオーストラリア・カナダで約6年ジャパニーズレストランで働いていました。(ファームでも3ヶ月ほど働いていました)
妻は学校にも通っていたので英語能力は非常に高いです。しかし、それ以外のスキルが全くないため、台湾に戻っても給与が高い仕事にありつけることができません。
しかし、妻に人生で1番楽しかった時は?と聞くと必ずオーストラリアに居た時と答えます。理由を聞くと、「自由だったから」・「一生付き合える友達ができたから」と言っています。
この事からわかるのが、ワーホリは国を選べば貯金もできるし、楽しい時間も過ごせます。しかし、海外でキャリアを積むときに必要なスキルが学べず将来低賃金で苦しむ可能性があります。
関連記事:オーストラリアワーホリ後5年後どこに住んでいるか調べてみた
国内で転職し経験を積んでから海外へ
国内でスキルを身につけられる会社に転職のパターンです。自分の合わない会社であれば複数回転職するのもありです。世の中には星の数ほど会社があるのでスキルが磨けなかったり、楽しくない会社はさっさと辞めてしまうのが良いです。
スキルを磨けば海外就職の時に有利に働きます。なぜなら海外就職では即戦力を欲しているからです。
メリット・デメリットはこちら。
最初に書いた条件(サラリーマンで残業多め&都内で一人暮らし)は、お金を貯めるのが困難です。実際、ぼくも都内で一人暮らしをしていまして、ちょっと友達と飲みに行く機会が増えるだけで全然貯金できない月が続くことがありました。
貯金があれば、海外留学・移住したいときに選択肢が広がります。100万円貯金をする方法にも書いていますが、実家に戻るかシェアハウスなどに住んで住居費を減らすのがおすすめです。
日本国内で転職しスキルを学びましょう。リクルートエージェントを利用すればいい求人があります。国内の就職であれば、海外求人と違って、未経験でも採ってくれる会社が沢山あるので、いい会社を探して経験を積みましょう!余暇を利用して、オンライン英会話で英語を磨くのもお忘れなく。
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3年程度働いてスキルを磨き、TOEICの点数が700~で貯金もあれば選択肢は確実に増えます。海外に行きたいからすぐに行く!という考え方も好きですが、戦略的に海外で活躍していきたいと考える方はこのプランがおすすめです。
関連記事:反対されても決めるのは自分だよ
世界一周する
世界一周は期間にもよりますが、1年で150万円程度あればできます。ぼくはアジアでの滞在が長かったので100万円ほどでした。
150万円を効率良く貯めるのであればリゾートバイトです。Twitterでもぼくの周りの友達もリゾートバイトで稼いで海外に出て行った人はかなりいます。
世界一周のメリット・デメリットは以下の通りです。
世界一周旅行をするとその後の人生が大きく変わります。世界一周をした46人の統計がこちらになりますので参考にして下さい。
東南アジアに就職活動
日系企業が東南アジアに進出するに伴って、求人が増えてきました。特にフィリピン・マレーシア・ベトナム・タイ・インドネシアの求人は非常に多いです。
▼アジアで就職する前に絶対読んでおきたい本▼
メリット・デメリットはこちら。
うむ、海外で暮らすことはすごくない。
僕は移住じゃなくて就労ビザで働いてるけども。僕の場合は非常に単純でした
1.「マレーシア 求人」でググる
2.一番上に出てきたサイトの、一番オススメの求人の「応募」をクリック
3.2日後連絡が来て、電話で2回面接
4.2時間後に採用決定
以上です笑 https://t.co/YoPZJpHMg6— てる / コンビニ🏪行くノリでマレーシア🇲🇾勤務決めた人 (@pure_charge) April 27, 2019
わかるぅぅ
家の契約や仕事上、何か問題があった時に詳しく話せない、聞き取れない時に困る体験をすごいしてる。(今も進行中笑)
絶対英語できた方が楽だし円滑に事が進むだろうって思うから、空き時間に単語帳開くようになってきた https://t.co/mZzhG9NE8l
— てる / コンビニ🏪行くノリでマレーシア🇲🇾勤務決めた人 (@pure_charge) May 29, 2019
英語力がないと日系の会社しか受けることができず、職種も少ないのが難点です。しかし、勤務先でスキルを磨きつつ英語の勉強をすれば転職の幅が広がります。
例えば、フィリピン→マレーシア→シンガポール→欧米就職 なども狙えます。現地でガッツリ経験積みつつ頑張りたいという人におすすめです。
海外ノマドで東南アジア5万円生活
海外ノマドと呼ばれる人達は、物価の安い国で支出を抑えつつ日本円を稼ぐという方法で生活しています。
多くの海外ノマドの方々に会って来ましたがメリットとデメリットは以下の通りです。
実際に海外ノマドをしているまっとさんも海外ノマド生活をして感じた現実【お勧めはしません】にこう書かれていました。
デメリット
- ノマド生活は充分可能、だが難しい
- スキルがないとジリ貧
- 海外ノマドは考えることがたくさん
- 移動するのは一苦労(Wifi必須)
- 生活リズムが崩れる
- 作業時間の確保
向いている人
- 自制ができる(必須スキル)
- 高いスキルを持っている(必要とされているか)
- 適応能力が高い
今はインターネットを利用して仕事を取ってくるのが可能になりました。コーディングなどの技術もそうですし、デザイン、ライターなど様々な仕事があります。
しかし、これらは差別化ができないと誰でもどこの国からでも応募できる分、競争率が高くなります。需要に対して供給が増えれば単価も下がっていきます。
逆に他の差別化することができるスキルを既に持ち合わせていて、かつその仕事をやり続けることによってスキルアップができるようであればおすすめです。
なんでやはりフリーランスになるなら最低大卒初任給の20万くらいは安定して稼ぎたいところ。
日本だと極貧やけどアジアに拠点を移したら悠々自適になれる。
最初から月5万円と設定して切り詰めるのではなく、20万は稼げるように会社を使って戦略的にキャリアを積もう。
— たかや/初任給セレブ@台湾🇹🇼 (@tabigrapher) June 1, 2019
たかやさんはフリーランスとしてWebメディア編集長をしています。また、多くのフリーランスの方と仕事をしているので、鋭い目線からのツイートは必見です。特にWebメディア周りでフリーランスを目指しているようであればフォロー必須です。
もしも20代前半で月収20万円の社畜サラリーマンだったら。まとめ
どんな選択肢をとってもメリットやデメリットがあります。一つ言える事は、長期的な目線でスキルを磨いていくことが安定に繋がりますし、将来の選択肢を広げることができます。
人材会社の担当者と話をしたところ営業・エンジニア・言語が得意な人は就職先があると言っていました。確かにぼくの周りでも上記のスキルがある人は日本にいても海外にいても仕事で困っていることは少ないと思います。
勢いで海外に出るのも大事です。しかし、海外に出る前・出た後もスキルを磨くことを意識していれば、きっとこの先どんな環境でも生き残っていけると思います。