にゃも
新卒でカンボジアの旅行会社で働く!?
一体、どんな経緯でそのような決断をしたのだろう?
今回は、トークンハウスのコウタさんを取材しました。
初めての海外体験は小学校5年生
にゃも
海外に興味を持ち始めた原体験を聞きたいのですが、何がキッカケで興味を持ったのですか?
コウタさん
一番最初に海外を感じたのは、小学校5年生の時、お父さんに連れられて上海に行った事です。
現地の人に案内してもらいました。
にゃも
おぉ、今から12年前の中国ですね。どんな印象でしたか?
コウタさん
衝撃でした。空気が埃っぽく、車やバイクで溢れている。異国に来たという感じがしました。
水道水も不味いし物乞いも人もたくさんいて、ネガティブの印象の方が大きかったですね…
にゃも
海外に一番最初からハマったというわけではないのですね。
2回目の海外は高校1年生の時のオーストラリア、ブリスベン
コウタさん
高校1年生の時にオーストラリアのブリスベンに行きました。高校が英語に特化したところで短期留学プログラムがあったんですよ。
親がそれを見つけて半強制的に送られました。笑
にゃも
オーストラリアはどうでしたか?ブリスベンはいい所だったのではないでしょうか?
コウタさん
はい!白人のご家庭にホームステイしたのですが、楽しかったです。
コウタさん
ただ・・・英語が全くと言っていいほどわからなくて、それが辛かったです。ですが、自分の拙い英語でも伝わったのがすごく嬉しくて、そこから英語に興味を持ち始めました。
にゃも
最初、英語圏に行って誰もが体験する日本の英語教育の無力感ですね・・・。
英語が全く伝わらなかった経験については、「なぜ海外」へシリーズのさおりさんとこんちゃんにも同じ様な事が綴られています。
にゃも
あと、何か辛かった事はなかったのですか?食事とか?
コウタさん
食事に関して言えば、ステーキは大丈夫でした。しかし、苦手な食べ物もあったので、それが続くとしんどかったですね。
国内大学に進学後、一番最初の海外はカンボジア
にゃも
海外大学を目指したのではなく、国内大学に進学したのですね。
コウタさん
はい。国内の大学に進学しました。
大学に入ってから一番最初の海外はカンボジアのプノンペンでした。
コウタさん
現在は、ビジネスをたたんでしまったのですが、当時叔父がプノンペンで日本の中古車の輸出ビジネスをしていたので、「社会勉強でちょっと行ってみたら?」と言われて軽いノリで来たのが始まりです。
今は全く思わないのですが、「貧困」のイメージが強かったですね。
コウタさん
はい!叔父の会社のカンボジア支社の方に色々案内して頂いて、初めて東南アジアというものを体験しました。
3回目の海外!オーストラリアのシドニーへ留学
シドニーにて、オーストラリア人と一緒にバンドを組んで演奏
コウタさん
シドニー留学ですが、大学3年生の時に学部のプログラムで行きました!Paramattaというシドニー郊外に住んでいました。
にゃも
シドニーだと日本人が沢山居て、日本語を話してしまうのが、多かったのではないでしょうか?
コウタさん
学部のプログラムなので、学部の同期は同じ学校にたくさんいたんですよね。日本人同士でしかいない人もいましたが、僕は何としても英語力の底上げをしたかったので同期の日本人とはほぼ関わらずネイティブや他国から来た子とばかり関わっていました。
コウタさん
レベルはすごく上がりました。ESLコースと言って、大学準備コースに通ったのが大きかったです。
にゃも
大学準備コースは、エッセイの書き方とか勉強しないといけないのでかなりハイレベルだったのではないでしょうか?
コウタさん
はい!そうですね汗
優秀な学生に囲まれて危機感を感じました。
だけど、ここで危機感を感じてガッツリ4カ月間勉強できたのが良かったです。
にゃも
英語のレベルが見違えるように上がったのですね!。
結構、英語が伸びた実感があったのではないですか?
コウタさん
はい!自分でも英語が伸びたなぁ~という実感はありました。
やはり、集中してガッツリやるのは大事ですね。おかげで英語が武器になるという自信が持てるくらいになりました。
コウタさん
また、シドニーで仲良くなった国際色豊かな友達は今でも日本に旅行に来てくれた時に一緒に遊んだりしますし、一生の宝です!
ニュージーランドのオークランドで海外で働きたくなる
ニュージーランドのツーリズム専門学校にて、クラスメイトと記念撮影
コウタさん
その次は、大学を1年間休学して、ニュージーランドの専門学校で半年間ツーリズムを学びました。
コウタさん
専門学校での勉強も楽しかったのですが、英語が話せるようになってきて、
「海外で働きたい!」ってなりました。
そこで日本食レストランで働き始める事にしました。
にゃも
勉強するのと働くのとは全然違うので大変だったのではないですか?
コウタさん
はい。特に電話が苦手で、相手が何を言っているのかわからなかったんですよ。
電話で「英語を話せる人に変わってくれ!」って言われた時は本当にショックだったですね。今でも鮮明に覚えています。
にゃも
電話での洗礼はあるあるですね・・・。ぼくも全然わからなかったので、気持ちがすごくわかります。涙
カンボジアのインターンで成果を出す
カンボジアインターンにて、ホテル取材
コウタさん
以前、カンボジアに行った時のご縁もあって、アンコールワットのある街シェムリアップでフリーペーパーの制作&広告営業をしました。
コウタさん
初めて英語で営業する体験をしました。とても楽しかったです。
情報誌に広告を載せてもらう営業をするのですが、絶対結果を出そうと決意していました。
コウタさん
はい!実際にフランス人経営のスパと広告契約に至りました。今でも広告を載せて頂いてるので、すごく嬉しいですね。
にゃも
こんなに早く、仕事を通じて喜びや繋がりを手に入れる体験をしたのですね。
卒業後は新卒でカンボジア。旅行代理店で働く
コウタさん
最初は旅行の情報誌を作りたかったので、国内就職を考えていました。
しかし、色々調べているうちに、一社しか受けたいところがなく悩んでいました。
コウタさん
そして、旅行代理店でも働こうかと考えたのですが、日本で行った事のない場所のツアーを提案する業務に疑問を持って、やるのならば現地でやりたいなって思ったんです。
コウタさん
オプショナルツアーを海外に展開している会社が良かったんですよ。
このご時世ホテルも飛行機も自分で取れる。あとは現地で何をするか?が大事だと思ったのです。
コウタさん
オプショナルツアーで海外展開をしている会社に入りたかったですが、スタートアップのみで新卒受け入れてもらえなかったのです。
にゃも
そうだったのですね。その後はどうされたのでしょうか?
コウタさん
旅行業以外でも就活しましたが、4年生5月内定0の状態。
日系は諦めて外資就活。Booking.comやAgodaで書類が通ったが英語力+実務経験が足りず落ちるなど苦しい時期がありました。
コウタさん
そしてその後、インターン先の社長に相談しました。
「海外でまだ日本人に開拓されてない国で旅行事業を立ち上げてくれる人探してる」と言われて「これだ!」って思いました。
コウタさん
4月からカンボジアへ新卒就職しました。
タイへ撮影出張。手配&マネジメント&添乗員&見積もりなど幅広く業務を経験しました。
色んな経験をさせてもらって本当に楽しいです。
コウタさん
はい!チャンスが沢山もらえるので本当に楽しいですね。
2020年からウラジオストクへ移住するのでぜひ遊びに来てください!東京から飛行機で2時間30分で行けちゃうので!
新卒で海外で働く人へメッセージ
シドニー留学で仲良くなったオーストラリア人達と再会
にゃも
新卒で海外に働き始めるってメリットやデメリット色々あると思いますが、後悔されていたり、こうすればよかった!っていうのはありますか?
コウタさん
いえ、正直全くないです。今の環境にすごく満足しています。
コウタさん
カンボジアには
トークンハウスがあって、カンボジアで働いている人に会う事ができます。海外で働きたいと考えているのでれば、ぜひ一度訪問して欲しいですね。
ミートアップも頻繁に行われています。
コウタさん
きっと、新しい可能性や選択肢が見えてくるはずです。
念のためカンボジアの就職で使えるサイトをここに紹介しておきますね。
インタビュー後記
コウタさんからは、向上心が強く、努力を惜しまない人柄を感じました。
また、インタビュー中も常に元気でポジティブな印象を受けました。コミュニケーション能力も高いです。
「好奇心×努力×高いコミュニケーション能力」があれば、海外という選択肢が少ない環境でも必ずチャンスを掴んでステップアップできると確信しました。
これからロシアのウラジオストクでビジネスの立ち上げをするとの事ですので、数年後にはまた一回り大きくなったコウタさんが見れそうです。