書評

子供の育て方・教育がわからなくなった人へ【親・先生向けの本】

にゃも
にゃも

一体、子供が何を考えているのかわからない。

どうやって教育すればいいんだろう・・・。

 

こんなお悩みの方に素晴らしい本を見つけました。

 

 

今回は、この本が「なぜ子供の教育のヒント」になるかについてお話していきます。

 

「子どもたちの光るこえ」は香葉村真由美さんのノンフィクションストーリー

「子どもたちの光るこえ」は事実に基づいた本。

香葉村真由美(かばむらまゆみ)先生が、子供を自殺から救えなかった自省の念から物語が始まります。

 

がんばらなきゃ、だめじゃない!

 

たくさん薬を飲んで、何回も救急車に運ばれて、何度もリストカットをした教え子にかけた言葉。

 

この後、教え子であるさやかさんは自殺をしてしまいました。

「子どもたちの光るこえ」で伝えたいメッセージとは

教え子であるさやかさんが自殺した後、香葉村先生は自信を無くし、うつ状態になり、辛い日々が始まりました。

 

まったく眠れなくなり、髪の毛は真っ白になって、真夜中に娘たちをじーっと見つめていたこともありました。夫と別れることにもなりました。

 

肉体的のも精神的のもボロボロで、3人の娘は、お母さんが死ぬのではないか、または殺されるのではないかと毎日、怯えていました。

 

しかし、人生のどん底から彼女を作ったのは、生徒。生徒を自殺から救えず、先生の資格などないと思っていたが、生徒の前では元気な香葉村先生であり続けられたのです。

 

それを踏まえて、この本で伝えたいメッセージは・・・

正しい教育法でもなく、優秀な子どもを育てる方法でもなく
「愛されて生きること」の素晴らしさ

 

もう二度と「抱きしめてほしい」というこえを聞き逃してはならない。

 

という強い信念。

 

問題のある子どもは「抱きしめてほしい」というサインを上手く表現できないだけです。どんな子どもでも「聞いてほしい・受け止めてほしい」のです。

香葉村真由美先生のリアルなストーリーは子育てする親や教育者にとって目から鱗

この本ははいくつかのショートストーリーから成り立っています。どの物語も香葉村真由美先生が子どもの問題行動だけで判断せず、子どもの「わかってほしい」というサインを逃がしません。常に辛抱強く向き合っています。

 

  1. 学校一の問題児と言われた男の子の涙
  2. 声を出せなくなった孫娘をかばったおばあちゃん
  3. 家族から暴力を振るわれた男の子のついたウソ
  4. 交通事故でお父さんを亡くした男の子の願い

 

にゃも
にゃも
子どもの頃、こんな大人に出会いたかった・・・。

 

と、心から思わせてくれるエピソードばかりでした。

 

もしもあなたが先生なら、きっと今目の前にしている問題児に対して違う見方ができるはずです。

 

もしもあなたが親なら、子どもへもっと愛を表現することで解決できる事もあるんだと気付けるはずです。

 

「キラキラ朝礼」が炎上し苦悩の日々

居酒屋「てっぺん」の代表大嶋啓介さんからアイデアをもらい始まった香葉村真由美先生の「キラキラ朝礼」が炎上してしまいました。

 

「キラキラ朝礼」の動画が瞬く間に出回り、やりすぎ!軍隊のようだ!など、様々な批判が集まり、先生は窮地に立たされます。教育委員会からの連絡も止まなかったそうです。

 

しかし、これを救ったのも生徒たちでした。

 

先生が怖くなって学校に行かなくなってしまった時も、自主的に「キラキラ朝礼」をしていた事から前向きに物事が進み始めます。

「子どもたちの光るこえ」を読んだ人たちのリアルな声

「子どもたちの光るこえ」は教育に迷ったあなたに絶対に読んで欲しい本

ぼく自身、先生をやっており、教育については常に考えています。

 

ここまで愛を持って受け止め、愛を持って伝える先生のエピソードからは学ぶ事が沢山ありました。

 

にゃも
にゃも
教育に疲れちゃったり、迷っちゃったりした人に是非読んでもらいたい一冊です。

教育について考えたい時に読むおすすめ本はこちら

ABOUT ME
にゃも
日本の日常生活に疑問を持っている人たちへ! 海外・台湾(台中)についての情報発信中! 1985年生まれ東京出身。 青山学院大学卒。RICOH→オーストラリアの現地企業→世界一周→Amazon Japan→カナダ現地企業→台湾人と国際結婚→台湾移住→フリーランス&起業家。

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