ぼくは、日本・海外問わずシェアハウス経験が豊富です。
よく友達のシェアハウスにも行きました。
そこで気付いた点がひとつ。
ワーキングホリデーを利用して海外に行っている人たちのシェアハウスの環境があまりにも良くない・・・!
今回、この現象がどうして起こっているのかを考えて、さらにシェアハウスを探す際の注意点についてまとめました。
※シェアハウスは知っているよという方は目次から読み飛ばしてください。
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シェアハウスとは
シェアハウスとは一軒家・マンションを誰かとシェアすることです。
1人ずつ部屋を与えられている場合や部屋を一緒にシェアする場合などがあるので、ここでは4つのタイプを紹介します。
家具を買う必要もなく、家賃の支出が抑えられることから、多くの人がシェアハウスに住むという選択をしています。値段は、1から順に安くなっていきます。
シドニーでフルタイムで働いている友達ですら、シェアハウスに住んでいます。それくらい家賃の高騰が異常なので、ワーキングホリデーや学生はシェアハウスに住むケースが大半です。
※オーストラリアの平均給与は$82,436(668万円)、中央値$65,577(531万円)です。
※オーストラリアの物価についてはこちらの記事を参考にしてみてください。
※給与に関する計算で参考にしたサイト(英語ソース)
参考:How much do you need to earn to be rich in Australia?
※1オーストラリアドル=81円計算
1.マスタールーム
マスタールームは上記のように部屋の中にトイレとシャワーが別部屋でついているタイプです。シャワーと洗面所は共用すると汚れやすいですし、掃除を怠るとカオスになるのでそのトラブルを避けられるだけで幸福度があがります。笑
1人ではなくカップルで住むケースをよく見かけます。
2.オウンルーム
1人部屋のことです。トイレやシャワールームは基本的に他の人とシェアすることになります。
3.ルームシェア
上記のリンクにはシドニー・メルボルンなどの都市部でよく見られるシェアルームの画像があります。
4.リビングシェア
リビングにパーテーションを立ててそこで生活する方法。パーテーションではなく、布でちょっとプライベートを隠しているだけの場合もあります。
以下のサイトにも留学生がどんな状況の部屋に住んでいるかが説明されています。(英語ソース)
画像引用:Ten people in a two-bed unit: International students living in ‘squalor’
海外シェアハウスの体験談を聞いてみた。9選
🇦🇺ファーム生活中のシェアハウス
⚫︎小さなボロい一軒家に11人
⚫︎男女混合の部屋
⚫︎大量の虫とネズミとの共同生活
⚫︎マリファナパーティーシドニーでは一度、急にオーナーから親が来るから出て行ってと言われて年末のホリデー前に退去させられました、、 https://t.co/8TABq9PF2t
— Satomi@🇦🇺🇭🇰ワーホリ (@satommy___) 2018年12月7日
@パース:シェアメイトが元薬物中毒者(腕の注射跡&禁断症状時に発狂)😱
@パース2:日本人シェアハウスオーナーが男連れ込みまくり、壁一枚挟んだ隣部屋でヤリまくり💕
@ケアンズ:窓が閉まらずでかいゴキブリから果ては鳥まで入ってくる始末🐦 https://t.co/YBoeCkr9ax— KEI (@mikaitabi) 2018年12月8日
昔住んでたケアンズのシェアハウス。
色々あったなー– オージーはマリファナ吸う
– オーナーが自室で全裸で寝てる
– シリアル食べようとしたらアリだらけ
– 他のオージーのシェアメイトがラリって夜中に部屋を訪ねてくる
などなど英語を伸ばしたくて住んだけど住む人達をちゃんと選ぶべきたった。 https://t.co/x1wPcRIN1V
— jujuco@🇳🇿NZ公認会計士&釣りガール (@haruo_nz) 2018年12月7日
・入った初日白い粉みんなしてて
Go hell! Go hell!って言って一人ずつ渡されたw(吸ってません)
・サウジアラビア人が毎日女の子お持ち帰り
・部屋に入ったら爆音で音楽を流す。シャワーしてたらいつもシャワールーム揺れる— KEI_abyss@新しい生き方を模索中 (@kei_abyss) 2018年12月7日
現金は持たないのですが、一週間で財布に現金を入れてた2回のタイミングで2回とも財布からお金全て盗られました!一回目はどこかに置いて来たと思ってましたが、二回目は家から出てないので寝てる間、もしくは料理してる間に抜かれました…(およそ250ドル)
— えむお (@katsunda__win) 2018年12月7日
✔️ネズミ大量発生(私が全部掃除と穴埋めして引っ越し)
✔️家にリス侵入
✔️大家光熱費滞納でガス止まる
✔️毎日害虫大量発生
✔️拳銃の弾がルーミーの部屋に
✔️家賃払ってたのに留守中に私の部屋にゲスト宿泊させてた
今の前の家がとにかく最悪。
でのルーミーは結託して絆は出来ましたが笑— kacmiacai (@sparklykacmi) 2018年12月7日
シンガポールで起きた友人の話ですが。
入居した部屋が、実はオーナーに無断で2次貸しされてたものでした。
結局オーナーにバレて、貸主ごと全員追い出されてしまいました。
シェアメイトを探すみたいなサイトに掲載されている場合、オーナーが本当に許可してるか確認した方がいいと思います。— げんさいだでぃー@Singapore (@GensaiDaddy) 2018年12月8日
にゃもさん、こんにちは!
よくある話で恐縮ですが、コメントさせて下さい。✔︎共有スペース🛋
60人くらいで突如始まるパーティー(隔週)✔︎キッチン周り🍽🗑
汚してない住人が頑張って片付け✔︎酒🍶
勢いで喧嘩✔︎近隣住民👨👩👧👦
意識が高すぎて監視→即通報・謂れのない人が拘留される— Tarioka (@na_tarioka) 2018年12月8日
【悲報】トロントでワーホリの友達が一夜にして家を失う…。 pic.twitter.com/QngAlardIR
— にゃも@台湾住み🇹🇼海外に出る人全力応援📣 (@Shohei192) 2018年12月6日
なぜワーキングホリデーの人たちが環境の悪いシェアハウスに住んでいるか考えてみた。
これを考えたとき共通点がいくつか浮かび上がってきました。
- 都市のド真ん中に住んでいる
- 英語が苦手
- 情報をあまり収集しない
- 物件の見学数が少ない
1.都市のド真ん中に住んでいる
オーストラリアやカナダの有名な都市は物件が高いです。特に都市部の物件は何億円もする物件はざらです。それにもかかわらず、ワーキングホリデーの人でもその都市の一等地のような場所を選ぶ人が多いです。
- 友達と遊びやすい
- 交通費がかからない
- 語学学校から近い
- 日本食レストランで遅くまで働くから近所がいい
上記がよく聞く理由です。しかし、物件の元の価格から考えると都市部で安く住むのはほぼ無理ゲーです。テナントは家賃を高くするか、細かく分けて入居者を増やす方法しか物件の投資分を回収できません。違法に移民者を住まわせているオーナーもたくさんいます。だから、都市部の安い物件はほぼ確実によいものはありません。
2.英語が苦手
英語が苦手だと、日本語のサイトに頼るしか方法がありません。ぼくも昔はそうでした。しかし、日本語のサイトにはワーホリからお金を取ろうという人が多く生息しています。
「日本人に貸し出ししたい!」と言っている優しいオーナーも会いましたが、その反対で日本人ならお金を取りやすく文句も言われ辛いから日本人を集めているという人も見ました。
外国人も日本人は我慢して住むし、お金払いもいいし、綺麗に使うし、トラブルがあっても警察に通報しないので、日本人に貸し出ししたいという人をよく見かけます。そのような人たちが日本人掲示板に書き込んでいることも多いです。
3.情報をあまり収集しない
近年、様々な住宅情報サイトがあります。オーストラリアでは日本語のサイトですら複数あります。カナダも同じです。英語のサイトも合わせるとすごい数です。ただし、残念ながら多くの人が一つのサイトでささっと決めてしまっているように思います。
▼オーストラリアの英語がわからないけど、仕事や家を探した記事はこちら
https://nyamo.life/archives/job-in-australia.html
https://nyamo.life/archives/necessary-ability-to-live-in-other-countries.html
いろいろなサイトをみればネット上だけでも値段や条件の比較ができます。そうすれば、いい家を見つけられる可能性が高まります!
4.物件の見学数が少ない
これは後述します。
シェアハウスを探す際に注意すべきこと
ここでは海外でシェアハウスを探すにあたって注意した点をまとめました!
- 詐欺があることを自覚する
- 見学をたくさんする
- 現地人(現地で育った人)に同行してもらう
- パーティー禁止のところを選ぶ
- 契約書を結ぶ。領収書をもらう。
1.詐欺があることを自覚する
ワーホリが目指す都市に詐欺が集中しています。例えば、オーストラリアのシドニー・メルボルン、カナダのバンクーバーやトロントなどです。
シェアハウスは簡単に人を騙して高額なお金が手に入る&アジア人は英語能力が乏しく警察に通報しないため、格好のターゲットになっています。特に日本人、韓国人、中国人は狙われていますね。
一番注意すべきはいかなる名目の前金です。(お部屋の仮抑え金、最初と最後の月の家賃、キー・デポジットなど)
それらを支払う前に信頼のおける業者・人物かどうか、契約書、領収書の有無を確認するようにしましょう。以下も外部サイトですが、ぜひ読んでもらいたいです。
詐欺の手口についてもこちらのページに細かく書かれています。
参考:カナダ・トロントで家探し!部屋探しサイトでの詐欺に注意。実際の手口も公開
2.見学をたくさんする
まず、環境が悪い家に住んでいる人の多くが、見学(インスペクション)をあまりしていません。
これでは圧倒的に数が少なすぎます。
参考までに、ぼくは今とっても住み心地がいい家に住んでいます。
▼住んでいる物件はこちら
上記を見つけるのに20軒の見学をしました。ですので、一つの目安として20軒を推奨します。20軒物件を見ると目も肥えてきますし、危険な家を察知するのもできるようになります。めんどくさがらずやりましょう。
3.現地人(現地で育った人)に同行してもらう
可能なかぎり現地に住んでいる友達と行くのがベストです。現地に住んでいる友達が一番相場などをよく知っていますし、ヤバいところであればすぐにやめた方がいいって言ってくれます。
ぼくはシドニーでもバンクーバーでも現地人とすぐに友達になりました。その経験を踏まえて、現地で育った人と仲良くなり、見学を手伝ってもらうのを強くおすすめします。
ぼくの使った方法は、少々難易度は高めになりますが、カウチサーフィンを利用する方法です。
▼カウチサーフィンの説明はこちら
カウチサーフィンで部屋を提供している大半の人は本当に優しさに溢れている方なので、あなたのことを助けてくれるでしょう。※恩返しも忘れないでくださいね。
しかし、Airbnbで同様の効果は残念ながら得られません。Airbnbで部屋を貸している人のほとんどがお金儲けで貸しているからです。※中には親身に相談に乗ってくれるいいホストもいますが、カウチサーフィンより圧倒的に少ないです。
4.パーティー禁止のところを選ぶ
パーティー好きの方はここを読み飛ばしてください。笑
ぼくが今まで見た限り、パーティー会場になっているシェアハウスはヤバいところが多かったです。(語彙力w)
パーティーはマリファナがつき物なので、自然とそういう人たちのすみかとなります。マリファナが悪いと言わないですし、ゲートウェイドラッグ(マリファナやる人が他のドラッグにも手を出す事)になるかも意見がわかれますが、住民でコカインに手を出している人がいたらそこを離れることを強くおすすめします。
そういうのが好きな人にとっては天国ですが。笑
また、パーティーをしていると騒音問題になったり、近所から通報されることがあります。トラブルが発生すると大家から出ていけと言われる可能性もあります。
5.契約書を結ぶ。領収書をもらう。
これは、絶対に行うべきです。ちゃんとしたオーナーは必ず契約書を交わしてくれます。
住む場所によってルールが違うので、知っている人に必ず相談しましょう。
オーストラリア🇦🇺のクイーンズランドはRTAのウェブサイトに行けば簡単に契約書ゲットできます!https://t.co/M8Dqln2X4U
私たちもここでやりました!
かなりしっかりしてるので、契約書はコピーや保存ができないようになってます。
その場で作りあげて、プリントしたら消滅する仕組みです— 旅するように暮らす@NOZOMI🇦🇺 (@s2_est) 2018年12月8日
契約書がなくてもトラブルにならないケースもあります。
確率の問題ですが、契約書・収書を発行するオーナーの場合、トラブルの確率は圧倒的に低くなります。
日本で、賃貸契約書なしに今日から入居していいよって言われたら怪しいですよね?なぜか海外に出ると、急にそう思わなくなってしまいます。
そのため、ぼくは契約書を発行してくれる人、領収書を出してくれる人の場所に住むことを強く勧めます。
シェアハウスを探しているあなたに。まとめ。
ちょっと厳しめの記事になってしまいましたが、賃貸契約には本当にトラブルがつきものなので注意して欲しいです。上記のことが意識できれば大きな問題には基本なりません。そうなるように頑張って書きました。
- 詐欺があることを自覚する
- 見学をたくさんする
- 現地人(現地で育った人)に同行してもらう
- パーティー禁止のところを選ぶ
- 契約書を結ぶ。領収書をもらう。
[…] 台湾にゃもさんのシェアハウス体験談が書かれている記事はこちら […]