にゃも
フリースクール?ラオス?
どんな活動をしているのだろう?
にゃも
今回は福岡で不登校の人のためのフリースクールで働いているジーコさんをインタビューしました。
ジーコさんプロフィール
「不登校」という言葉を無くすをテーマに活動/ラオスで出家した青年海外協力隊kindleで出版/教育学修士保健教育/先生、学校は行かなきゃいけないの運営
Twitter:laolaos_koji
ブログ:コノミチ
にゃも
ラオスで出家したジーコさんの「気付き」は現代人が忘れている重要な事。
ラオスの仏教の教えを基に循環している社会を知りたい人は是非読んで見て下さい。
なぜ「不登校」のための活動をしているのか
にゃも
ジーコさんは、なぜ「不登校」になっている子供達のために活動をしているのですか?
ジーコさん
それは、大学の専攻が関係しています。
元々「保健教育」を学んでいていたんですよ。
にゃも
スミマセン。。。保健教育ってなんですか?
ジーコさん
保健体育の先生をイメージして頂ければわかると思います!
にゃも
なるほど!少しイメージが湧きました。
初めての海外はラオスで研究の日々
ジーコさん
話は少しさかのぼるのですが、大学の時に教授がラオスで学校保健の研究をしていたんですよ。
初めての海外がラオスで、子供達の身体測定を行いました。
にゃも
なぜ身体測定をするのですか?
ジーコさん
WHOの成長曲線はヨーロッパ中心なんですよね。私の教授は民族ごとに成長曲線を作っていこうと考えたのです。
ジーコさん
それ以外にも、身体測定をする事で実は視力が悪い子がいました。彼は成績が悪かったのですが、実は黒板が見えなくて勉強ができなかったという事がわかったのです。
にゃも
日本だと身体測定は当たり前過ぎて必要性を感じていなかったのですが、そういった発見もできるのですね。
ラオスと日本の子供を比べてみた
にゃも
ところで、ラオスに研究しに行ったというのはわかったのですが、どうして「不登校」へ興味を持ったのですか?
ジーコさん
はい。これはラオスに行った事が深く関係しています。ラオスでは感染症で死んでしまう子供達がいます。
ジーコさん
それに対して日本は子供の死亡するケースは何だと思いますか?
にゃも
病気でしょうか・・・?
ジーコさん
いえ、日本は事故を抜かすと自殺で死んでいる子供が多いんですよ。
にゃも
本当だ・・・。10歳以降は自殺で死ぬ人がぐっと増えていますね・・・。
参考:死因順位(第5位まで)別にみた年齢階級・性別死亡数・死亡率(人口10万対)・構成割合
ジーコさん
これでメンタルヘルスが悪い原因は何だろうと調べたところ「不登校」というキーワードが出てきたんですよ。
にゃも
そういう事だったのですね。
不登校になる小学生が増えて来ている
にゃも
不登校はどんな子がなるのですか?
ジーコさん
誰でもなり得ます。その中でも「ADHD」でみんなと同一の授業が受けられない子。そして「HSP」の子供達がなり易い傾向があります。
参考URL:ADHD(多動性症候群)とは
参考URL:HSPとは
ジーコさん
そして、もう一つのトレンドとして、今までは中高生の不登校が多かったのですが、最近は小学生の不登校が増えているという事です。
にゃも
今思えば、自分もADHDだったので、不登校という選択肢があれば確実に学校に行っていなかったような気がします・・・。
ジーコさん
良い意味で小学生でも不登校ができるようになってきたのだと思います。
にゃも
そうですね。親の理解も浸透してきたのでしょうね。
ジーコさん
今の学校教育には息苦しさも感じます。
フリースクールは無料の学校という意味ではなく、不登校の人達のための学校です。
ジーコさん
最近、国が学校教育の出席扱いとして認めるルールもできました。
こういった動きが更に活発になる事を祈って、日々活動を続けています!
フリースクールで働くジーコさん、今後の目標
にゃも
ジーコさんの今後の目標は何ですか?
ジーコさん
現在は運営に携わっているフリースクールの事を日々一生懸命考えてるのに忙しくて、具体的な将来の目標は決まっていません。
しかし、以下の3つは心に決めている事なのでブレずにやっていきたいです。
- 日本の不登校問題を解決すること(不登校という言葉を無くす)
- 海外(特にラオス)の情報を届け、日本人の世界を広げる
- 価値主義的生き方を実践し、ぼく個人の生き方をコンテンツとする
【急募】
なるべく『不登校』という言葉を使いたくないのですが、
学校に行っていない子・行けない子を『不登校』という言葉以外で不登校を表すとしたら何と言えばいいでしょうか?リプ欄に回答をよろしくお願いします。#RT希望
— 先生、学校は行かなきゃいけないの?? (@namonakigakkou) July 17, 2019
にゃも
素晴らしいですね。
ジーコさん
ラオス人は「ボーペンニャン(どうってことないさ・大丈夫だ)」という言葉があります。
ジーコさん
詳しくは私が出版した本に記載されているのですが、ラオスのお寺では「お金・もの・想い」が循環している事に気付きました。
にゃも
本を読ませて頂きました。ラオスの僧侶達と住民達のあたたかい関係の根本となる理由がわかっていい社会だなと思いました。
ジーコさん
日本で学校に行ってないけど「ボーペンニャン(どうってことないさ)」、将来が見えないけど「ボーペンニャン」と言えるような社会になればと思い自分に出来る事を精一杯やっていこうと思います。
にゃも
そうですね。日本は新しい価値観等を受け入れるのが難しい国だと思います。少しずつですが、ジーコさんの活動が国に認められ、もっと多くの子供達が様々な選択ができると良いですね!
ジーコさんプロフィール
「不登校」という言葉を無くすをテーマに活動/ラオスで出家した青年海外協力隊kindleで出版/教育学修士保健教育/先生、学校は行かなきゃいけないの運営
Twitter:laolaos_koji
ブログ:コノミチ